Power BI Desktopを使ってECATの診断・統計情報
概要
EtherCATの診断・統計情報を定周期で読み出してPower BI Desktopで可視化してみます
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Power BI Desktopで表示するまでの流れ
Power BI Desktop のダウンロード
Power BI Desktopを以下のサイトからダウンロードしてインストールします
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/desktop/
Power BI Desktopの起動
レポートの作成
手順1: ノード1の過去の推移グラフを作る
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視覚化の中にある「折れ線グラフ」を選択します
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データから「ErrCnt0」「ErrCnt1」「ErrCnt2」「ErrCnt3」「RecDT」を選択します
X軸に「RecDT」、Y軸に「ErrCnt0」から「ErrCnt3」がセットされます -
Y軸の「ErrCnt0」から「ErrCnt3」が合計になっているので最大値に変更します
これは集計スパンを長くした(例えば1時間間隔など)ときに合計ではなくて、その間隔の中の最大値で表示したいためです -
ノード1のみ表示したいので、データから「NodeAdr」をドラッグしてフィルターにドロップします
フィルターの種類を「次である」を選択して「1」を入力します
「次である」はイコールという意味(NodeAdr=1)だと思います
「フィルターを適用」を押して反映します
手順2: ノード1の最新データを表示する
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視覚化の中にある「テーブル」を選択します
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データから「ErrCnt0」「ErrCnt1」「ErrCnt2」「ErrCnt3」を選択します
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Y軸の「ErrCnt0」から「ErrCnt3」が合計になっているので最大値に変更します
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ノード1のみ表示したいので、データから「NodeAdr」をドラッグしてフィルターにドロップします
フィルターの種類を「次である」を選択して「1」を入力します
「フィルターを適用」を押して反映します -
最新のレコードを表示したいので、データから「RecDT」をドラッグしてフィルターにドロップします
フィルターの種類を「上位N」を選択して「上」「1」を入力します
値には「RecDT」をドラッグして「最も遅い」を選ぶと 最新のRecDT の表示に変わります
「フィルターを適用」を押して反映します - カラム名が「ErrCnt0 の最大値」と長いので「この視覚エフェクトの名前変更」で「ErrCnt0」に変更します
- 最後にタイトルを付けたいので視覚化の「ビジュアルの書式設定」の中の「タイトル」をONにしてテキストに「Node1」と入力します
- 出来上がったテーブル
手順3: ノード2から4
完成
ECATの診断・統計情報のデータを元にレポートを作ってみましたが、これは一例なので色々な集計方法を試してみてください