Xbar-R管理図
概略
検査する試料は数個程度の試料を1グループとして採取し、そのグループを複数回採取してXbar-R管理図を作ります

グラフ上部にXbar管理図を描画しています(青色)
グラフの青丸が1グループの平均値で90グループをグラフで表示しています
90グループの平均値をセンターに上方管理限界(UCL)と下方管理限界(LCL)を計算して、それを3分割しています
グラフ下部にはR管理図を描画しています(緑色)
R管理図は1グループ内の最大値と最小値の差(バラツキ)を表示しています
計算

すべてのグループの平均値のさらに平均

Xbar管理図のUCLとLCLを計算します


R管理図のUCLとLCLを計算します


XbarR管理図係数表
1グループの個数 | A2 | D3 | D4 |
---|---|---|---|
2 | 1.880 | 0.0 | 3.267 |
3 | 1.023 | 0.0 | 2.574 |
4 | 0.729 | 0.0 | 2.282 |
5 | 0.577 | 0.0 | 2.114 |
判定ルール

ルール1:1点が領域Aを超えている

ルール2:9点が中心線に対して同じ側にある

ルール3:6点が増加、又は減少している

ルール4:14の点が交互に増減している

ルール5:連続する3点中、2点が領域A又はそれを超えた領域にある

ルール6:連続する5点中、4点が領域B又はそれを超えた領域にいる

ルール7:連続する15点が領域Cに存在する

ルール8:連続する8点が領域Cを超えた領域にある
シンボル

- InData[] = 入力データ
- Num = 入力データ回数
- Xdata[] = Xbar
- Rdata[] = R
- Judge = 判定結果(0-7ビットがルール1-8)
- Xbarbar = X平均値
- X_UCL = X上方管理限界
- X_LCL = X下方管理限界
- Rbar = R平均値
- R_UCL = R上方管理限界
- R_LCL = R下方管理限界
入出力
出力
使用例
計算した値はXbarDataとRDataに追加されて、判定結果やXbarbarに出力します
同時に実行した回数をカウントアップしてNumに出力します
入出力変数のNumとXbarDataとRDataはFUN内部で使用するので変更しないようにします
データをクリアしたいときはNumとXbarDataとRDataをクリアしてください
また、Xbarbarなどの値はXbarDataとRDataを元に計算しているためデータ数が増えるまで安定しません
ダウンロード
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