工程能力指数 Cpk

概略

工程能力指数 Cpk を計算します
Ppkとも言われることもあり、CpkとPpkの明確な定義はなく組織によってまちまちです
標準偏差の3倍(±3σ)に全体の99.7%が存在することになり、CP=1となります

片側での不良率

規格値 CP 不良率 不良率PPM
1 1.4/1000 1350
1.33 3.2/100000 32
1.67 2.8/10000000 0.28

正規分布図
3σ 4σ 5σ
赤縦線が規格下限(LSL)と規格上限(USL)

計算

このFBでは次のように計算しています
標準偏差(σ)はNJの標準ファンクションにあるArySDを使って求めます
\[ \sigma = \sqrt{\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n}(x_{i}-\bar{x})^{2}} \] これに上限規格(USL)と下限規格(LSL)を入れて工程能力指数のCpを計算します
\[ Cp = \frac{USL-LSL}{6\sigma} \] 片側規格のCpuとCplを計算します
\[ Cpu = \frac{USL - \bar{x}}{3\sigma} \] \[ Cpl = \frac{\bar{x}-LSL}{3\sigma} \] 偏りを考慮してCpkを計算します(CpuとCplのどちらか小さいほうです)
\[ \begin{align} K &= \frac{|(USL-LSL)/2-\bar{x}|}{(USL-LSL)/2} \\ Cpk &= (1-K)Cp \end{align} \]

シンボル

CalcCpk
Cpkを計算します

Symbol

入出力

Data = 対象データが入っている配列

入力

Index = 計算対象となる配列の先頭要素番号
Size = 計算対象となる配列の要素数
USL = 規格上限
LSL = 規格下限

出力

Cpk = 工程能力指数とバラツキ
Cp = 工程能力指数
Cpu = 規格上限と工程平均値との偏差
Cpl = 規格下限と工程平均値との偏差
AVE = 平均
SD = 標準偏差
K = 偏り(規格限界の中点とく工程平均値の偏差)

使用例

ラダー

使用例

Dataの配列の0から100要素分を対象にCpkの計算をします

ソース

CalcCpk


ダウンロード

SampleCpk.zip

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