ロギング

ロギングの種類

タイミング
PLCのメモリ(ビットの状態や数値など)をロギングする方法は、イベント型とトレース型に分けることができます
それぞれの記録するタイミングは下図のように違います

種類

ログフォーマット
記録データは次のようになります

種類

種類

トレース型

もっとも簡単なロギング
AddDelimiter命令とFilePut命令を使ってロギングします
リングバッファを使ったロギング
もっとも簡単なロギングにバッファ処理を入れてロギングします
リングバッファとバイト配列でロギング
バッファ処理とFileWrite命令を使ってバイト配列をロギングします
● 性能について
BOOL型を100個程度+DINT型100個程度のデータをロギングしたときの最速収集周期 (NJ501で計測)
もっとも簡単なロギング 100ms
リングバッファを使ったロギング 30ms
リングバッファとバイト配列でロギング 1ms

イベント型

イベント型でCSVファイル
イベント型でCSVファイルを作成します
イベント型でバイナリファイル
イベント型でCSVファイルを作成します
ついでにFTP
● 性能について
1秒間に記録できる件数 (NJ501で計測)
CSVファイル 8,000件
バイナリファイル 80.000件

おまけ

超高速 構造体まるごとロギング
FileWriteVarを使って構造体をまるごと保存します
● 性能について
PLCのメモリをファイルに保存する方法の中で最速です
BOOL型を100個程度+DINT型100個程度のデータをロギングしたときの最速収集周期 (NJ501で計測)
構造体まるごとロギング 0.2ms以下 / レコード

目安として
1MByte(INT型 500000個)の構造体を書くのに250~350ms
500KByteの構造体を書くのに100~200ms

データベースにロギング

トレース型

Insertでロギング
ログデータをInsert命令を使って1レコードづつ挿入します
BatchInsertを使ってロギング
ログデータをBatchInsert命令を使って一括挿入します
● 性能について
Insertにかかる時間(NX102)
Insertでロギング 30ms / レコード
BatchInsertでロギング 3ms / レコード