構造体からトレースデータ用csvファイルへ変換
概略
プライマリタスク(FastTask)で記録したいデータを毎スキャン構造体に追加していき、構造体が一杯になったらSDに保存します
保存したバイナリファイルはPCでRecSSConverterを使ってSysmacStudioのトレース用CSVファイルへ変換してSysmacStudioのデータトレースにインポートしてグラフ表示できます
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ファイル名: Rec001.dat Rec002.dat Rec003.dat ... |
ファイル名: Rec001.dat Rec002.dat Rec003.dat ... |
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1.準備
レコードする構造体のルール
- 変数の最大数とデータ型
- 先頭の項目にDATE_AND_TIME型を設定する
- オフセット種別を"CJ"にする
- 格納するための構造体の配列を2つ作成する
形式 | 変数の最大数 | データ型 |
---|---|---|
NX701 NJ501 |
192 | 基本データ型(文字列を除く) 配列 |
NX102 NX1P2 NJ301 NJ101 |
48 |
2.PLCでデータ収集
データを集めて(レコーディングして)CSVファイルに書き出す流れ
- 構造体sDataの単体の変数RecDataにデータを入れます
- 格納先である構造体Data0の配列に順番にRecDataを挿入します
- 次のスキャンからも1,2繰り返します
- Data0がいっぱいになったらFileWriteVar命令でSDカードに書込む指示を出します
- と同時に格納先をData1に切り替えます
(保存には複数スキャンかかるのでData1側にデータを追加します) - Data1がいっぱいになったら格納先をData0に切り替えてData1をSDカードにファイル名を変えて書き込みます
- これを繰り返します
