リングバッファ
概略
記憶装置(SDなど)や外部装置と通信する際に、装置との間で時間のズレを吸収・調整をするために一時的に情報を記憶する記憶領域のことをバッファといいます
リングバッファはバッファの中でも代表的なバッファのアルゴリズムです
リングバッファは下図のようなイメージで、12個のバッファにデータを格納しながら取り出しを行っている様子がわかります
Topの位置が書込みポインタで、Bottomが読出しポインタを示していて、オレンジ色はデータが格納されていることを表しています
1つのデータ領域は構造体を使用して構造体の配列でリングバッファを作ります
リングバッファの構造体は以下のようになっています
RingBuffer
|
+- Top
+- Bottom
+- Count
+- Data[] (任意のデータの配列)
Dataは構造体も可能です
シンボル
- RingBUf = リングバッファの構造体
- Data = バッファするデータ
入出力
入力
- RingBUf = リングバッファの構造体
- Data = 取り出したデータ
入出力
出力
使用例
構造体
ラダー
バッファリングするデータは構造体sDataの内容で、時刻(DateTime)とビットデータ10個(B)とDINT型データ10個(DI)をひとつのデータとしてバッファリングします
リングバッファのサイズはsRingBuffer.Dataで指定している1000個になります
PutTriggerの接点がONになると、PutDataの内容をRingBufferに格納します
GetTriggerの接点がONになると、RingBufferからデータを取り出してGetDataに入ります