2025/11/03

KVKV-X

概略

Cpk(工程能力指数)は、品質管理やSPC(統計的工程管理)で使用される代表的な指標です。 製造工程で得られた測定データが規格値の範囲内にどれだけ安定して収まっているかを評価できます。 平均値の偏りとばらつきの両方を考慮できるため、工程能力分析や品質改善活動で広く利用されています。 本ページではKEYENCE KVシリーズ・KV-Xシリーズで利用できるCpk計算ファンクションを紹介します。

  • Cpとの違い:
    Cpはデータの平均値が「規格の真ん中」にあると仮定した理想的な能力を示します。一方、Cpkは平均値が中心からズレている場合のリスク(規格外の出やすさ)を正確に反映します。

計算と解釈

計算

CPKは、工程のばらつき(σ)と平均値(μ)が、規格の中心からどれくらいズレているかを考慮した指標です。
標準偏差(σ)を求めます
\[ \sigma = \sqrt{\frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n}(x_{i}-\bar{x})^{2}} \] これに上限規格(USL)と下限規格(LSL)を入れて工程能力指数のCpを計算します
\[ Cp = \frac{USL-LSL}{6\sigma} \] 片側規格のCpuとCplを計算します
\[ Cpu = \frac{USL - \bar{x}}{3\sigma} \] \[ Cpl = \frac{\bar{x}-LSL}{3\sigma} \] 偏りを考慮してCpkを計算します(CpuとCplのどちらか小さいほうです)
\begin{align} K &= \frac{|(USL-LSL)/2-\bar{x}|}{(USL-LSL)/2} \\ Cpk &= (1-K)Cp \end{align}

解釈

CPKの値が1.00以上であれば工程能力が十分であると判断されます。

CPK値の解釈
CPK値解釈説明
1.33以上良好工程能力が十分である
1.00~1.33やや不定改善の余地あり
1.00未満不良傾向規格外が多く発生する可能性あり


関連指標
指標特徴
CP中心がずれているかを考慮しない
Cpk中心のズレも考慮する(より実用的)

シンボル

CPKファンクション
入出力
Data
対象データ
入力
Index
開始位置
Size
サイズ
USL
上限設定値
LSL
下限設定値
出力
Cpk
工程能力指数
Cp
規格幅(規格幅(中心からのズレを考慮しない)
CpU
上限規格値
CpL
下限規格値
AVE
平均
SD
標準偏差
Bias
偏り
cpkkvx
入出力
Data
対象データ
入力
Index
開始位置
Size
サイズ
USL
上限設定値
LSL
下限設定値
出力
Cpk
工程能力指数
Cp
規格幅(規格幅(中心からのズレを考慮しない)
CpU
上限規格値
CpL
下限規格値
AVE
平均値
SD
標準偏差
Bias
偏り

ダウンロード

CalcCpkLib.kufb (ライブラリのみ)
CalcCpkKVXLib.kufb (ライブラリのみ)

※ KV-Xの動作確認はシミュレータで行いました

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