FINSコマンドの例

I/Oメモリエリアの読出し 01 01

連続したメモリエリアからデータを読み出す
読出最大サイズはEthernetの場合で999CHです
その先に経由するネットワークによっては、より小さい値になります
コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード メモリ種別 読出開始アドレス 読出要素数
01 01

例)DM100から10CH分を読み出すコマンド
01 01 82 00 64 00 00 0A

レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード 読出データ
01 01

例)DM100から10CH分読み出したレスポンス
01 01 00 00 00 01 00 02 00 03...00 0A
※ 読出しデータは20byte


I/Oメモリエリアの書込み 01 02

連続したメモリエリアにデータを書き込む
書込最大サイズはEthernetの場合で997CHです
その先に経由するネットワークによっては、より小さい値になります
コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード メモリ種別 書込開始アドレス 書込要素数 書込データ
01 02

例)DM100に0001、DM0101に0002の2CH分を書き込むコマンド
01 02 82 00 64 00 00 02 00 01 00 02
※ 書込みデータは4byte

レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
01 02

例)正常終了のレスポンス
01 02 00 00


I/Oメモリエリアの一括書込み 01 03

連続したメモリエリアに同じ値を書き込む
コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード メモリ種別 書込開始アドレス 書込要素数 書込データ
01 02

例)DM100から10CH分に0000を書き込むコマンド
01 03 82 00 64 00 00 0A 00 00


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
01 03

例)正常終了のレスポンス
01 03 00 00


I/Oメモリエリアの複合読出 01 04

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード メモリ種別 読出アドレス ... メモリ種別 読出アドレス
01 04 ...

例)DM100,DM200,W10の値を読み出すコマンド
01 04 82 00 64 00 00 82 00 C8 00 00 B1 00 0A 00


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード メモリ種別 読出データ メモリ種別 読出データ メモリ種別 読出データ
01 04

例)DM100,DM200,W10の値を読み出したレスポンス
01 04 00 00 82 12 34 82 02 00 B1 12 34


動作モード変更(運転開始) 04 01

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード プログラム番号 モード
04 01 FF FF

モード : 02=モニタモード、04=運転モード


例)モニタモードへ変更するコマンド
04 01 FF FF 02


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
04 01

例)正常終了のレスポンス
04 01 00 00


動作モード変更(運転停止) 04 02

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード プログラム番号
04 02 FF FF

例)運転停止コマンド
04 02 FF FF


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
04 01

例)正常終了のレスポンス
04 01 00 00


CPUユニット情報の読出 05 01

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード 読出情報
05 01
※ 読出情報は00または01

レスポンスフォーマット
読出し情報: 00 の場合
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード CPUユニットの形式 システムバージョン システム情報 エリア情報
05 01 20byte 20byte 40byte 12byte

読出し情報: 01 の場合
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード CPU高機能ユニット構成 リモートI/O情報 CPUユニット情報
05 01 64byte



CPUユニットステータスの読出 06 01

コマンドフォーマット
MRC SRC
コマンドコード
06 01


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード 運転状態 動作モード
06 01

TEXT (続き)
運転停止異常情報 メッセージ有無 故障コード 異常メッセージ
16byte



サイクルタイム読出 06 20

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード パラメータ
06 20
※ パラメータは00または01

レスポンスフォーマット
パラメータ: 00 の場合 (イニシャライズ)
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
06 20

パラメータ: 01 の場合 (読出し)
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード 平均サイクルタイム サイクルタイム最大値 サイクルタイム最小値
06 20 00 00 4byte 4byte 4byte



時間情報の読出 07 01

コマンドフォーマット
MRC SRC
コマンドコード
07 01


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード 曜日
07 01
※ 曜日は 00=日曜日 ~ 06=土曜日


時間情報の書込 07 02

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード 曜日
07 02
※ 曜日は 00=日曜日 ~ 06=土曜日

レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
07 02



異常解除 21 01

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード 解除するコード
21 01


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
21 01



異常履歴の読出 21 02

コマンドフォーマット
MRC SRC TEXT
コマンドコード 読出し開始レコードNo 読出しレコード数
21 02


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES TEXT
コマンドコード 終了コード レコード最大数 格納数 読出レコード数
21 02

TEXT (続き)
異常履歴データ 異常履歴データ
10byte 10byte


異常履歴のクリア 21 03

コマンドフォーマット
MRC SRC
コマンドコード
21 03


レスポンスフォーマット
MRC SRC MRES SRES
コマンドコード 終了コード
21 03



メモリ種別とアドレスの指定方法

構成
メモリ種別とアドレスは合わせて4byteで指定します
メモリ種別 アドレス
チャネル ビット
 

メモリ種別
エリア種別 データ種類 メモリ種別 コマンド使用可否
0101 0102 0103 0104
ビット CIO 30 x
WR 31
HR 32
AR 33
DM 02
E0-EF 20-2F
E10-E18 E0-E8
EMカレントバンク 0A
タスクフラグ 06
クロックパルス 07
コンディションフラグ 07
強制ON/OFF付ビット CIO 70 x x x
WR 71
HR 72
チャネル CIO B0
WR B1
HR B2
AR B3
DM 82
E0-EF A0-AF
E10-E18 60-68
EMカレントバンク 98
強制ON/OFF付チャネル CIO F0 x x x
WR F1
HR F2
アップフラグ TIM 09 x x x
CNT
強制ON/OFF付アップフラグ TIM 49 x x x
CNT
現在値 TIM 89
CNT
インデックスレジスタIR DC x
データレジスタDR BC

アドレス
アドレスの指定は最初の2バイトがアドレスで次の1byteがビット位置を指定します
チャネル ビット位置
 

例) DM100を指定する場合は
メモリ種別 チャネル ビット位置
82 00 64 00

例) CIO256.14を指定する場合は
メモリ種別 チャネル ビット位置
30 01 00 0E

読出し書込みデータの構成
読み出した時の読出しデータのフォーマットと書き込むときの書込みデータのフォーマットはビット指定、強制ON/OFF付ビット指定、チャネル指定、強制ON/OFF付チャネル指定で変わります

ビット指定時

1ビットを1byteで表現します
  0x00 = OFF、0x01 = ON

例) OFF-ON-OFFの3ビットを表現する場合
00 01 00

強制ON/OFF付ビット指定時

1ビットを1byteで表現します
 
0ビット目 0 = OFF、1 = ON
1ビット目 0 = 強制状態なし、1 = 強制状態あり

例) 強制OFFを表現する場合
02

例) 強制ONを表現する場合
03

チャネル指定時

1チャネルを2byteで表現します
 
15-8 7-0 ビット

強制ON/OFF付チャネル指定時

1チャネルを4byteで表現します
 
15-8 7-0 15-8 7-0 ビット
強制状態 現在値


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