FINS-UDPとFINS-TCPの比較
項目FINS-UDPFINS-TCP
接続不要必要
速度高速やや遅い
信頼性普通高い
コネクション数制限なし最大16

FINS-UDPとFINS-TCPはどちらを選ぶべきか

工場内LANの場合

同一LAN内でPLCと通信する場合はFINS/UDPが一般的です。 高速で設定も簡単です。

VPNやインターネット経由の場合

信頼性を重視する場合はFINS/TCPが適しています。

比較

  • FINS-UDP

  • FINS-TCP

  • 特徴

    コネクションレスの通信プロトコルなので PCからPLCへデータを送信するとき相手のPLCが居る居ないに関わらず一方的にデータを送ります FINS UDP通信のシーケンス

    ・ コネクションレスのためコネクション数に制限がない
    ・ 一斉同報が使用できる
    ・ 多階層のIPネットワーク(例:インターネット)を経由する場合は通信の信頼性が落ちる
    ・ 接続の手続きが無いため手続きに掛かる時間を短縮できる(高速)

  • 特徴

    コネクション型の通信プロトコルなので PCからPLCへメッセージを送る前にコネクションの開設要求して確立します FINS TCP通信のシーケンス

    ・ コネクション数に制限がある
    ・ 一斉同報が使用できない
    ・ 多階層のIPネットワーク(例:インターネット)を経由する場合でも通信の信頼性が高い
    ・ 接続の手続きがあるためUDP/IPより処理時間が掛かる
    ・ サーバ側の設定で接続できるクライアントを制限できる

  • フレーム構造
    Ethernet2 IP UDP FINS FCS

  • フレーム構造
    Ethernet2 IP TCP FINS/TCP
    ヘッダ
    FINS FCS
  • UDPポート番号

    PLCのポート番号はデフォルト:9600(変更可)
    PCのポート番号に指定はありませんが、PLCと同じ9600にすると分かりやすい

  • TCPポート番号

    ← UDPと同様

  • コネクションレス

  • TCPのコネクション

    PLCのFINS/TCPコネクションは
    最大16個(同時)

  • 通信手順

    前処理不要で直接FINSフレームを送信

  • 通信手順

    1. TCPのコネクションを確立
    2. FINSノードアドレス情報を交換
    PCからノードアドレス=0で送信して空いているFINSノードアドレスを受信(自動割付FINSノードアドレス)
    3. 取得したFINSノードアドレスを使ってFINSフレームを送信
    FINS TCP通信のシーケンス

  • 自動割付FINSアドレス

    FINSノードアドレス情報送信コマンドを使ってノードアドレスを取得します

    送信コマンド
    Header"FINS"
    Length0x0000000c
    Command0x00000000
    ErrorCode0x00000000
    ClientNodeAddress0x00000000

    受信コマンド
    Header"FINS"
    Length0x00000010
    Command0x00000001
    ErrorCode0x00000000
    ClientNodeAddress0x00000001-0x000000fe
    ServerNodeAddress0x00000001-0x000000fe
  • FINS/TCPヘッダ

    FINS/TCPではFINSフレームの前にFINS/TCPヘッダを付加します

    Header"FINS"
    Length0x00000014-0x000007e4
    Command0x00000002
    ErrorCode0x00000000
    FINSフレーム

    LengthはCommandからFINSフレームの最後までのバイト数

フレームの例

FINS-UDPフレーム
FINSヘッダFINSコマンド
ICFRSVGCTDNADA1DA2SNASA1SA2SID MRCSRCTEXT
(例) 800002000100000A0001 0501-

FINS-TCPフレーム
FINS/TCPヘッダFINSヘッダ
HeaderLengthCommandErrorCodeICFRSVGCT
(例) "FINS"000000140000000200000000800002

FINSヘッダ (続き)FINSコマンド
DNADA1DA2SNASA1SA2SIDMRCSRCTEXT
000100000A00010501-

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よくある質問

FINS-UDPとFINS-TCPはどちらを選ぶべきですか?

同一LAN内でPLCと通信する場合は高速で設定が容易なFINS/UDPが一般的です。VPNやインターネット経由など通信の信頼性を重視する場合はFINS/TCPが適しています。

FINS-UDPの特徴は何ですか?

FINS-UDPはコネクションレス通信であり、接続手続きが不要なため高速です。一斉同報通信が可能で、コネクション数の制限もありません。

FINS-TCPの特徴は何ですか?

FINS-TCPはコネクション型通信であり、接続確立後に通信を行います。通信の信頼性が高く、FINSノードアドレスの自動割付機能を利用できます。

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