概略

EtherCATはPLCやサーボアンプなどの産業機器を高速接続する産業用イーサネット規格です。
本記事ではEtherCATの診断情報や統計データを収集し、オープンソースBIツールであるMetabaseを使用して可視化する手順を解説します。

Metabaseツールで表示するまでの流れ

Metabaseの入手

Javaの確認

MetabaseはJavaで動作します
JavaがPCにインストールされているかをコマンドプロンプトでjavaのバージョンを確認します

c:\> java -version

java version コマンド


Javaがインストールされていない場合はOpenJDKまたは OracleJDKをインストールします

Metabaseのダウンロード

Metabaseを以下のサイトからダウンロードします (リンクをクリックするとダウンロードが始まります)
https://www.metabase.com/start/oss/jar


ダウンロードしたファイル(metabase.jar)を適当なフォルダに移動します
ここではCドライブに"metabase"というフォルダを作成して、そこに移動しています

Metabaseの起動

Metabaseを実行するためにコマンドプロンプトで以下のように実行します

c:\metabase> java -jar metabase.jar

metabase 起動コマンド


起動中は文字が流れていきますが

Metabase Initialization COMPLETE

の表示が出れば起動処理完了になります
コマンドプロンプトはこのまま閉じずに開いたままにしておきます
(閉じるとMetabaseも終了してしまいます) metabase complete

Metabaseの準備

Meatabaseを実行

ブラウザを起動してアドレスに 127.0.0.1:3000 と入力します ブラウザのアドレス欄


「127.0.0.1」 はローカルループバックアドレスといい、自分自身のアドレスを指す特別なIPアドレスです (localhost:3000でも可)
その後ろの : (コロン) に続く 3000 はポート番号で、Metabaseは3000番を使って接続します


Metabaseに初めて接続すると以下の画面が表示されて、[Let's get started]からセットアップを行っていきます
metabase トップ画面

セットアップ項目

  1. 言語
  2. アカウント

    Metabaseに接続するためのアカウントを作成します
    アカウント作成

  3. 接続するDBの追加 (今回はSQL Serverを選択)

    DB追加画面


    DB接続設定


    入力項目の説明
    項目内容
    表示名任意の名称
    ホストデータベースのIPアドレスを指定します
    自分自身であればIPアドレスまたは'127.0.0.1'またはlocalhost'を指定します
    ポート接続するデータベースのポートを指定します (SQL Serverはデフォルトで1433)
    データベース名接続するデータベース名 (「BIツールを使ったECATの診断・統計」で作ったテーブルが入っているデータベース名)
    ユーザー名データベースへ接続するユーザー名
    パスワードデータベースへ接続するパスワード
  4. データ使用の優先度

最初の画面

最初の画面

自動作成されたダッシュボードを見てみる

SlaveStat table

左上にRecDTがあるので集計範囲を設定できるようです
Summaryはレコード数と過去30日間の追加されたレコード数
自動作成されたダッシュボード1


こちらは各カラムの値のレコード数です
グラフをクリックするとさらに詳しく集計してくれます
自動作成されたダッシュボード2


こちらは日付時刻をX軸に値の変化をグラフにしています
タイトルをクリックすると集計を日付から時間や分などに変更できます
自動作成されたダッシュボード3

MasterStat table

MasterStat table1


MasterStat table2


MasterStat table3

よくある質問

Metabaseを実行するために必要な環境は?

MetabaseはJavaで動作するため、事前にJava環境をインストールしておく必要があります。

Metabaseの初期接続URLは?

ブラウザで127.0.0.1:3000またはlocalhost:3000へアクセスします。

MetabaseでEtherCATデータを可視化するには?

EtherCAT診断データを保存したデータベースへ接続し、自動生成されたダッシュボードや独自ダッシュボードを利用して可視化できます。

ダッシュボードを作る

ECATの診断・統計情報用のダッシュボードを作ってみる

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