FINSアドレスとは

FINSアドレスとはOMRON PLCで使用されるFINS通信における機器識別アドレスです。 FINSアドレスはネットワークアドレス、ノードアドレス、号機アドレスの3つで構成されます。 FINS通信では送信先PLCを指定するために必ず設定する必要があります。

FINSアドレスの構成

FINSアドレスは3バイトで構成されていて次のような意味があります
1バイト目2バイト目3バイト目
ネットワークアドレス ノードアドレス 号機アドレス
ここでは「ネットワークアドレス.ノードアドレス.号機アドレス」のようにドットでつないで表記します
FINSアドレス説明 ネットワークの構成例

ネットワークアドレス

1-127(0x01-0x7F)
自ネットワークアドレス=0x00
ネットワークの系統を分けるためのアドレスです
(送信側と受信側が同一ネットワーク上にあるときは自ネットワークとしても良い)

ノードアドレス

1-254(0x01-0x7E)

ノードアドレス変換
変換方式内容
自動生成方式(動的/静的)IPアドレスの最下位バイトをノードとします(動的はDHCPの場合に有効です)
併用方式IPアドレステーブルに無いIPアドレスは自動生成方式になります
IPアドレステーブル方式ノードアドレスはIPアドレスと紐づけるツールでIPアドレステーブルに登録します

ノードアドレスは自動生成方式を使用することをお勧めします。自動生成方式はIPアドレスの最下位バイトをノードアドレスとして設定します。
ETNユニット、EIPユニットの前面にあるノード番号のロータリーSWを合わせてください。

IPアドレスノードアドレス
192.168.250.11

同じ値に出来ない場合はIPアドレステーブル方式または「併用方式」を選択することになります。その場合はCX-ProgramerまたはSysmacStudioでIPアドレスとノードの対応をIPアドレステーブルに登録してください。

号機アドレス

0x00: CPUユニット
0x01以上 : ユニットの号機番号

FINS通信をCPUにする場合は0を指定します。ユニットに対してFINS通信をしたい場合はユニットの号機番号を指定します。

FINSアドレスの例

ネットワークの構成例
FINSアドレス説明 ネットワークの構成例
FINSアドレス
PLCCPU宛てFINSアドレス
PLC11.1.0
PLC21.2.0

ネットワーク階層を超える時のFINSアドレス

ネットワークの階層越え接続
FINSアドレス説明 PCからPLC1 PLC2 PLC3へ接続
PCのFINSアドレス = 0.10.0
相手先FINSアドレス
PLC1へ接続0.1.0
または1.1.0
ネットワーク = 自ネットワーク(0)
ノード = 1
号機 = CPUユニット(0)
PLC2へ接続 0.2.0
または1.2.0
ネットワーク = 自ネットワーク(0)
ノード = 2
号機 = CPUユニット(0)
PLC3へ接続2.2.0 ネットワーク = 2
ノード = 2
号機 = CPUユニット(0)
PLC4へ接続3.2.0 ネットワーク = 3
ノード = 2
号機 = CPUユニット(0)

ネットワークの階層を超える場合ルーチングテーブルの設定が必要です

この場合はPLC3にネットワーク2のノード1の先にネットワーク1があることを設定します
同様にPLC4にネットワーク3のノード1の先にネットワーク1があることを設定します

ルーチングのしくみ

FINSルーチング
FINSアドレス説明 PCからPLC1 PLC2 PLC3へ接続

PC(ノード100)からPLC2へコマンド送信
送信元FINSアドレス 2.100.1
送信先FINSアドレス 1.2.0

    PCから送信
  1. PLC1はETNから1.2.0宛てのコマンドを受信
  2. ネットワークNo1はCLKなのでETN→CLKへ転送 (PLC1にはネットワーク1と2が接続されているのでネットワーク1はCLKと分かる)
  3. CLKはノード2へコマンドを送信
    PLC2のCLKは1.2.0宛てのコマンドを受信
  4. 号機No0なのでCLK→CPUに転送
    返信
  1. PLC2のCPUから送信元2.100.1はどこか探す
    PLC2はネットワーク2が見えないのでルーチングテーブルの中継テーブルを探す
    ルーチングテーブルの中継テーブルからネットワーク1のノード1の先にネットワーク2がある
    CPUからCLKへ返信
  2. PLC2のCLKからPLC1のCLKへ返信
  3. PLC1のCLKはネットワーク2のETNへ返信
  4. ETNはノード100はIPアドレステーブルに登録してある192.168.1.100へ返信

この場合、CX-Integratorのルーチングテーブルの設定ツールでPLC1にはETNがネットワーク2、CLKがネットワーク1を設定します

PLC1のルーチングテーブルの設定
PLC1のルーチングテーブルの設定

PLC2にはCLKがネットワーク1で、CLKのノード1の先にネットワーク1があることを設定します

PLC2のルーチングテーブルの設定
PLC1のルーチングテーブルの設定

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よくある質問

ネットワークアドレス0とは?

0は自ネットワークを表します。同一ネットワーク上の通信では0を指定することができます。

ノードアドレスはIPアドレスと同じですか?

異なります。FINSのノードアドレスはPLC内部で使用される論理アドレスです。

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